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ゼロから始まる畑の物語
「ゼロ農」を農大、京産大、ボランティアとともに整備
~NPO法人里山ねっと・あやべが京都府立農業大学校や京都産業大学、
オムロン綾部事業所、あやべボラセンなどと連携して実施~
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2019年5月20日
特定非営利活動法人 里山ねっと・あやべ
(綾部市里山交流研修センター指定管理団体)
綾部市里山交流研修センターの指定管理団体であるNPO法人里山ねっと・あやべはこの5月から、京都府立農業大学校や京都産業大学、オムロン綾部事業所、あやべボランティア総合センターなどの協力を得て、敷地内の一角に「ゼロ農」と名づけた畑の整備に着手いたします。
2014年8月の大雨で綾部市里山交流研修センターの裏山が崩落し、旧体育館が被災しました。旧体育館は解体され新しく「森もりホール」が建設されましたが、崩落直下の敷地は崩れた赤土のまま、活用の方途を模索してきました。
この山崩れ跡で、養分のない赤土の広場を「ゼロ農」と位置づけ、1からはじめるのではなく、0からのスタートとして畑の整備に取り組み、いろんな方々が畑を介して交流の場としていきます。土づくりから野菜づくりについて、地元綾部に立地する府立農業大学校の学生の協力のもとに、栽培や管理の方法を教えていただきながら施肥や野菜の苗植えなどを一緒になって行います。その作業には学生や企業のボランティアの協力を得ます。
京都産業大学は綾部市との協定にもとづき、2018年度から綾部市内各地でフィールドワークをおこなっていますが、その一環として現代社会学部の滋野浩毅教授のゼミが本件プロジェクトに協力します。また5月22,23,24日の3日間、あやべボランティア総合センターの仲介で、オムロン綾部事業所の社員たちが、発酵させた粉砕チップや竹炭、地元酪農家の牛糞堆肥などで農園予定地に施肥する作業にCSR活動として参加します。
「畑の土づくり」には時間がかかり、安定して野菜が収穫できるようになるには、地道な継続が必要ですが、定期的に通ってくれる企業CSRや学生ボランティアとの関わりのなかから、さらに色々な輪が広がり、ゆくゆくは都市農村交流のための体験農園の可能性も含め、息長く育てていきたいと考えています。
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特定非営利活動法人里山ねっと・あやべ
〒623-0235京都府綾部市鍛治屋町茅倉9番地
電話:0773-47-0040 FAX:0773-47-0084
https://ayabesatoyama.net
https://www.facebook.com/satoyama.ayabe
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京都府綾部市は、もと九鬼(くき)氏2万石の城下町で、明治以降は生糸業により発展し、グンゼ発祥の地、大本教(現在、大本)の発祥の地、黒谷和紙の産地として知られています。また合気道の発祥の地として、創始者・植芝盛平翁が過ごしたこの地を合気道家・武道家がいまも訪ねます。昭和の大合併で大きな市域を有するようになりました。現在、人口約3万3千人。綾部市では、空き家登録制度を設けたり、積極的な定住促進施策をおこなっています。水源をもつ限界集落に対する「水源の里」条例でも有名になりました。古きよき日本がここにあると、古民家を求め、移住者も多い里山がひろがる地です。また、綾部市は昭和25年、「世界連邦都市宣言」をした第1号宣言都市です。
"What kind of place is ayabe?" by Ayabe International Exchange Association
京都府中部地域(亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北)の「森の京都」には、日本の原風景が残る美山かやぶきの里や芦生の森をはじめとした豊かな自然、鮎や丹波くりや北山杉などの森の恵み、京都市中心部から約1時間と都会からも近く、人と人とのつながりのある豊かな暮らしが残る地域です。(京都府のWEBより)
綾部里山交流大学
里山都市農村交流+サクラティエコラボ事業
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里山ねっと・あやべWEBサイト