この一帯は、京都丹州木材市場や森林組合京都木材加工センター、ふるさと振興組合「空山の里」なども立地し、「森の京都」綾部市マスタープランで「森の京都・綾部市西部里山交流エリア」として位置づけられて、整備が図られています。
平成26年8月に体育館等の旧木造校舎が被災し、今後の整備について検討が開始されました。9月に京都府から「森の京都構想」が示され、本市では同年10月に有識者による「森の京都」綾部協議会を設立し、「森の京都」綾部市マスタープランが策定されました。
同プランにおいて、里山交流研修センターを本市における森の京都の拠点施設として整備することが位置づけられ、関係者によるワークショップを開催する中で、施設整備の基本方針を固め、2017年3月に整備工事が終わりました。
平成26年 8月 豪雨による裏山崩落により体育館等が被災
〃 11月 「森の京都」綾部マスタープランを策定し、拠点となる新施設整備を計画
平成27年 7月 体育館等解体工事(15,897,600円) 完了
〃 11月 新施設整備工事設計業務委託(10,584,000円)発注
平成28年 8月 新施設整備工事 着工 29年3月完成(総予算額 195,025千円)
(事務局より)
今回、綾部市里山交流研修センターでは施設と敷地双方に大きく改装が加えられました。とはいえ設計要件に入っていない部分もありますし、竣工後も更に充実するよう運用面で色々と手を加えていくことになります。森の京都ワークショップでは「みんなでつくる綾部市里山交流研修センター」というコンセプトも出されました。例えば本棚に森や里山の書籍を並べたり、小学校時代の看板を活用し直したり、花壇に肥料を入れたり……色々な作業が考えられます。もとより事務局は最大限に尽力しますが、施設を愛用いただく利用者の皆様の協力もいただき、皆が愛着をもって育てていける施設にできればと考えています。そしてそうした作業自体が田舎の人と自然の魅力を感じ、里山での生活を学ぶ体験にもなる。そして綾部の里地里山を守り育てる体験や活動につながっていく。そんな出発点の場所にできればと思います。
関連して、以下のページもご参照ください。
裏山を整備し、その恵みを敷地に活かそう~くすのき自然楽校プロジェクト
2016年度の施設改装について
旧・体育館・職員室(解体) Past Gymnasium
綾部市里山交流研修センターの歴史
京都府綾部市は、もと九鬼(くき)氏2万石の城下町で、明治以降は生糸業により発展し、グンゼ発祥の地、大本教(現在、大本)の発祥の地、黒谷和紙の産地として知られています。また合気道の発祥の地として、創始者・植芝盛平翁が過ごしたこの地を合気道家・武道家がいまも訪ねます。昭和の大合併で大きな市域を有するようになりました。現在、人口約3万3千人。綾部市では、空き家登録制度を設けたり、積極的な定住促進施策をおこなっています。水源をもつ限界集落に対する「水源の里」条例でも有名になりました。古きよき日本がここにあると、古民家を求め、移住者も多い里山がひろがる地です。また、綾部市は昭和25年、「世界連邦都市宣言」をした第1号宣言都市です。
"What kind of place is ayabe?" by Ayabe International Exchange Association
京都府中部地域(亀岡市、南丹市、京丹波町、福知山市、綾部市、京都市右京区京北)の「森の京都」には、日本の原風景が残る美山かやぶきの里や芦生の森をはじめとした豊かな自然、鮎や丹波くりや北山杉などの森の恵み、京都市中心部から約1時間と都会からも近く、人と人とのつながりのある豊かな暮らしが残る地域です。(京都府のWEBより)
綾部里山交流大学
里山都市農村交流+サクラティエコラボ事業
里山都市農村交流 事業
里山ねっと・あやべWEBサイト